実家のぼり旗
田舎で育った私の実家では農家を営んでいるのですが、どうやら最近のぼり旗を立てたお陰で、直売している米や野菜の売上が2倍以上に売れるようになって喜んでいたのですが、そんな両親は私の自宅に毎年新米を送ってくれる優しい親です。
そんな実家では、直接売って欲しいという人が増えて、簡単な直売所のようなものを作ったらしいのですが、最初は思ったより売れ行きが悪かったようでして、確かに広告も出さずに急に直売所だけ設置したところで売れるはずもなく、周りの人に宣伝しなくては直売を始めたことを誰も知らずに終わってしまいます。
そこで費用が低くて良い広告宣伝方法はないかと考えたときにのぼり旗を思いついたようでして、既製品ののぼりを買ってきて立ててみたら、何処からともなく人が集まってくるようになり、今では時間指定して15時から16時の間だけで販売しているようで、それでも全ての商品が売れてしまうほど人気が有るようです。
確かにスーパーで買うよりも安く、鮮度も良いに決まっているから当然かもしれません。
のぼり旗は風が吹けばはためきますし、遠くからでも目立つので予想以上の効果を活気したのでしょうし、父親も味をしめて、今ではオリジナルのぼり旗を製作しています。
ただ、絵心がないために苦労しているようですが、試しにオリジナルののぼりを製作してみたようですが、あまりの自分のセンスのなさに、二度とデザインしないようです。
そして、仕方がないので私がオリジナルのぼりのデザインをしてあげることにしました。
子供とのぼり旗
軽音楽部に入っていた私は、のぼり旗と言うと思い出すことがありまして、シューベルトの魔王という曲をご存知だと思うのですが、柳の木に怯えている子供が、父親に泣きつくという歌詞があり、私の息子も小さい頃に、真っ暗な夜道に立っているのぼり旗が怖くて、私にしがみついて来たこともあったと、昔を思い出します。
街中のいたるところでのぼりを見かけることが出来ますが、大きさは600セント×1800セントもあるので、子供からすると巨大な一反木綿でも飛んでいるように見えるかもしれませんし、幽霊や妖怪が苦手な人にとっては大人でも怖いかもしれません。
しかし、大人であればそれがのぼり旗で有ることを経験から認識出来ますし、そこに魂は存在しないことを知っているので、怖いという感覚はないのですが、子供には経験も知識もないために、見た目だけで判断せざるを得ないわけですが、その想像力というのは素晴らしいものでして、大人になってしまうと形にはめて考え始めるので、考えも衰えていってしまうのかもしれませんね。
また好奇心が強い子供は、ファミレスなどに掲げられている「のぼり」を見て、アンパンマンやバイキンマンが印刷されていると、喜んで騒ぎますし、いちいち私にしらせてくれるわけですが、大人からしたらどうでも良いことでも、子供からしたら全てが新たな発見であり、新鮮で毎日が楽しくて仕方がないのだと思います。