のぼり旗は象徴
中国から伝わったとされる横長の旗が日本で使用されている縦長ののぼり旗に変化したのかと言いますと、北畠顕家や武田信玄の風林火山や、上杉謙信の毘沙門天で有名な戦国時代の頃のようですが、軍団などの象徴や誇示として使用されていたようで、それから時が経ち横長の流れ旗は戦国時代に入り、一族間でも争いが増加し、同じ家紋を用いたのぼりを敵も掲げていて、敵と味方の判断をすることが出来なかったのです。
そういった事もあって、識別しやすい現代のような縦長ののぼり旗が開発されるようになり、日本全国に自然と広まっていったわけですが、使いやすい方法を考えて試行錯誤していくのを本当に日本人は得意としており、世界に誇れる水準を持っています。
江戸時代では、のぼり旗を町火消が自分達の組であることを表現するものとして使われていることや、現代の鯉のぼりの元となっている端午の節句で用いる、絵のぼり旗としても庶民間に普及していったようですが、これは必然と言ったほうが良いでしょうね。
今のように広告宣伝用として活用され始めたのは、神社の祭際の告知にのぼり旗を使用していたのが始まりと言い伝えられ、広告のぼり旗の起源ではないかと言われています。
話は変わりまして、私は昔からの夢であったパン屋さんを経営しているのですが、そこでものぼりを使用していまして、ミニのぼりという物名のですが、これを真っ白な無地のミニのぼりを買い込んでおき、その日に売られるパンの横にオリジナルの名前を書いて商品の横に立てておくのですが、今ではこれは定評があって繁盛しています。
飲食店のぼり旗のイメージ
のぼり旗にはイメージカラーと言うものがあると思うのですが、基本的には赤色がオーソドックスな気がしますし、最も多いような気がしているのですが、居酒屋とかやきとり屋さんが使用するのぼり旗は赤の感じで、インド料理やカレー屋さんは黄色など、それぞれの店のカラーと言うのは、私たちの脳裏にいつの間にか刻まれています。
ということは、普段は気にしていないのぼりを無意識のうちに見ているという事でして、何だかんだで、のぼりを注意深く見ているのかもしれませんし、確かに風に揺られているのぼりは人が手を加えなくても目立ちますし、目がその方向に行ってしまいます。
その中でも最も赤色を使用している店が多いということは、インパクトがあるからでして、例えば青色の居酒屋とか、緑色の中華料理屋さんののぼりが掲げられていろと想像すると、何だか不自然な感じで違和感を覚えてしまうものですよね。
逆に目立つかもしれませんが、飲食店ですと美味しそうに見えないので、店内に入ってみようと思うこともありせんので、結果的に逆効果をもたらすことになってしまいます。
ただ、これは小さい頃から刷り込まれているイメージであって、居酒屋のぼりが始めから青色と決められていれば、それが普通になって赤色ののぼりに不自然さを感じてしまうかもしれませんので、これは洗脳されているポイントでもあります。
つまり、のぼり旗はそれだけ私たちの生活において、身近な存在であるということです。